醸す森は「ゆきのまゆ」に
リブランドします

2024年10月1日(日本酒の日)に、
醸す森は「ゆきのまゆ」にリブランドします。
2019年1月新発売の「醸す森」は、
一段仕込み・袋搾り・無濾過生原酒の酒質を評価頂き、
おかげ様で多くの皆様からご愛飲頂きました。

しかしながら、「醸す森」の商標は当社が所有しておらず、
利用上の各種制限がございました。
酒質の向上と安定・増産を目的に、
今年7月四季醸造可能の新蔵が完成したこともあり、
今年10月1日より、新ブランド「ゆきのまゆ」と
リブランドして販売を開始いたします。
酒質や価格等につきましては、変更ございません。

皆様方には今迄以上のご愛顧を賜ります様、
よろしくお願い申し上げます。

繊細でフレッシュな
一段仕込みの日本酒「ゆきのまゆ」

苗場酒造は、1907年創業。
日本有数の豪雪地帯である新潟県中魚沼郡津南町で、
古くから高品質で愛される日本酒を
醸してきた地酒蔵です。

地域の方々に寄り添ってきた
歴史を大切にしながらも、
様々な人の思いが重なり、この度、
新しい銘柄のお酒造りを始めることとなりました。

「さわやかな吟醸香があり、
お米の甘みと旨味が凝縮され、
飲み飽きしない日本酒を目指したい」

洗米・麹・仕込・上槽のほとんどを手作業とし、
とにかく繊細に、優しく、手間と
コストをかけてつくった、こだわりの逸品。

日本酒が好きな方にも苦手な方にも
喜んでいただける、
濃厚な甘みと旨味。
口に含んだ後にかけぬけるのは、
酵母が作り出す爽快な微炭酸。

小さな地酒蔵が、大きな夢と情熱をかけて挑む、
「繊細でフレッシュな一段仕込みの日本酒」。

それが「ゆきのまゆ」なのです。

苗場酒造(ゆきのまゆ・深然・苗場山)パンフレット

「ゆきのまゆ」の購入はこちら

雪にすっぽりと覆われる小さな街から、日本、世界へ届ける日本酒

蔵元である新保は、1962年新潟県小千谷市生まれ。小千谷市が属する魚沼地方は酒蔵も多く、日本酒はもちろん杜氏や蔵人もとても身近な存在。大人たちが毎日のように楽しそうに日本酒を飲む姿を見て、「日本酒は大人の最高の楽しみだ」と思いながら育ちました。

新潟県湯沢町でホテル・レストラン経営を始めた新保は、仕入れのために魚沼の有名酒蔵が行う試飲会に出向き、そこで今まで飲んだこともないような素晴らしい日本酒に出会いました。低迷する日本酒需要の中でも潜在する大きな魅力と可能性を感じましたが、これらの多くは量や価格の問題で購入することはできませんでした。

「それなら自分で思った通りの日本酒を造ってみたい」と思ううちに様々なご縁が重なり、水・米・人・風土と世界最高の条件を揃えながらも、後継者問題を抱えていた津南町の「瀧澤酒造(現:苗場酒造)」に出会い、蔵元になることとなりました。

日本酒はいいものを造ろうとすればするほど、材料費・人件費・設備費等でどうしても高価になってしまいます。例えば精米歩合ひとつとっても、酒米は削るほどきれいな味になりますが、削りすぎればコスト面や品質の不安定さが懸念事項となります。何より米作りも経験したことのある蔵元としてはあまりにもお米に申し訳なく、目指す方向ではありません。目指すのは、「日本酒が大好きな方はもちろん、日本酒が苦手な方、初めて日本酒を飲む方や海外の方にも喜んでいただける日本酒」「学生や若い方でも手が届く、高品質ながら少しでも価格を抑えた日本酒」。

そして辿り着いたのが「一段仕込」「生原酒」「袋搾り」というこだわりです。
「一段仕込み」はコストが多くかかり、一回の作業で全て味が決まってしまうため繊細な作業が求められます。
蔵元は思いました。「コストがかかっても、難しくても、どこにもない本質的に美味しいお酒が造りたい。この新しい酒造りは、若い武田に任せてみよう」。

杜氏:内山勝也

蔵元:新保光栄

前杜氏:新保英博

「ゆきのまゆ」の製造責任者である武田翔太は、1995年生まれ。苗場酒造のある津南町で生まれ育ちました。

高校卒業後、苗場酒造に入社。「にいがたの名工」にも選ばれた名杜氏「新保英博」さんに四年間直接指導を受け、「非常に優秀で吸収力がいい」と評価された、苗場酒造のホープです。冬場の仕込みは杜氏の内山勝也が担当していますが、内山が不在となる夏場の仕込みを武田は任されました。

もちろんプレッシャーもありますが「任されたからには、自分の持つ全ての力を注いで美味しい日本酒にしたい」と、若さゆえの素直さ・ひたむきさで、理想のお酒を目指します。

そんな彼を支えるのは、気心の知れた蔵人達。お互い方言で屈託なく話し、酒造りについて熱い議論を交わすこともしばしば。小さい酒蔵だからこそできる小回りと知恵の出しあいで、持てる技術を全てつぎ込みお酒を醸しています。

製造責任者:武田(前列中央)と蔵人

一段仕込・生原酒・袋搾りにこだわる

一段仕込み

通常日本酒は酒母を立て、仕込みタンクに、糀・蒸米・水を3回に分けて加えてアルコール発酵を行う、いわゆる「三段仕込み」で造ります。その方がある程度の品質を保ちながら大量生産できるからです。この仕込み作業を一回だけで完成させるのが「一段仕込み」です。

糖がアルコールに分解される途中の非常に若い段階で搾ることになるため、14度程の低アルコールで初期に出る芳醇な吟醸香とお米の甘味を残したまま、フレッシュで豊潤なお酒になります。

また、通常の日本酒の造りよりもお米が多く必要でコストが上がること・難しく繊細な造りのため一度に少量しか造ることができないことも一段仕込みの特徴です。

しかしこの一段仕込みによって生まれる甘みと酸味、そして吟醸香は、発酵食品である日本酒のある意味原点といえる味です。

一段仕込みが「ゆきのまゆ」独特のフルーティーな味わいを生み出します。

生原酒

フレッシュなお酒を提供するために、火入れも割り水もしない、生原酒にもこだわりました。

酵母の働きを止める火入れをすれば、若干とはいえフレッシュさがなくなり、アルコール度数を加水調整する割り水を行えば、せっかく贅沢に作った旨味を損ねてしまいます。

特に、火入れを行わない生酒は酵母が生きているため、詰めた後も瓶の中で熟成を続けます。日が経つにつれて楽しめる複雑な味の変化も発酵食品である日本酒元来の魅力のひとつです。

袋搾り

上槽は「ゆきのまゆ」ならではの吟醸香を残すため、圧搾機で搾るのではなく、袋搾りで行うことにしました。

圧搾機より時間も手間も大きくかかりますが、少しでも良い酒質を目指しあえて最後の「責め」の部分は搾らずに酒粕とします。この方法で上槽することで生まれる酒粕は、搾り切らなかったお米の甘みと吟醸香を残しています。

そのため粕歩合は、70%(例:1000㎏の仕込米から700Kgの酒粕が出来る )と、普通の倍以上の酒粕が生成されます。

他にはないこの瑞々しい酒粕を手早く蒸留した「本格焼酎ゆきのまゆ」。上品な吟醸香をぜひご賞味ください。

窯場で勢いよく蒸気をあげる甑

蒸し上がった酒米を丁寧に移動させます

熱々の酒米を冷まします

麹室へ運び込み種付を行います

丁寧に返します

香り高い麹に仕上がりました

元気よく泡立つ醪

丁寧に袋に詰め搾ります

良い味に仕上がりました

商品説明・購入

【生酒】火入れをしないため、瓶の中でゆっくりと熟成が進み、酵母が作り出す発泡感を楽しめます

純米大吟醸-山田錦40 生酒
アルコール度数 14度
麹米・掛米 兵庫県産山田錦
精米歩合 40%
上品な吟醸香が生酒特有のガス感と共に広がります。
山田錦ならではの、優しい密のような甘さを少しの苦みが引き締め、後味は軽やかです。
口の中で変わっていく香りと味わいをお楽しみください。
カマンベールチーズや軽くトーストしたパン、ホワイトチョコレートとのペアリングがオススメです。

純米大吟醸-山田錦40- 生酒を
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純米大吟醸 生酒
アルコール度数 14度
麹米 新潟県産五百万石
掛米 新潟県産こしいぶき
精米歩合 50%
ゆきのまゆシリーズの中で一番スイートなタイプです。
巨峰やパイナップルのような甘い香りと、ヨーグルトのような酸がキュッときいています。
ハンバーグやブルーチーズ、ティラミスとの相性がいいです。
おちょこで飲むとより甘く感じられ、ワイングラスで飲むとフルーティーな香りと輝きのある甘味を楽しめます。

純米大吟醸 生酒を
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純米吟醸 生酒
アルコール度数 14度
麹米 新潟県産五百万石
掛米 新潟県産こしいぶき
精米歩合 60%
洋梨やライチを思わせる甘い香りと、酸がキュッと後味を引きしめています。
食前酒にぴったりなお酒ですが、食事と一緒に楽しむならピザやパテドカンパーニュとのペアリングがおすすめです。
冷蔵庫でよく冷やしてからお召し上がりください。

純米吟醸 生酒を
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本格焼酎
アルコール度数 25度
上槽時にあえて搾りきらなかったお米の旨み、甘み、そして瑞々しい吟醸香を持つ「ゆきのまゆ」の酒粕。これを素早く蒸留し、できあがった「本格焼酎ゆきのまゆ」は、上品に広がるきれいな吟醸香とお米の甘み・うまみと柔らかな口あたりが特徴です。冬はお湯割りに、夏は水割り・ロックと、この新しい酒粕焼酎をお試し下さい。

本格焼酎
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