深然 ―MIZEN―の物語
「フルーティーで新しい日本酒」をキャッチコピーに掲げ、2017年に販売開始したブランド「醸す森」。
インターネットでのクチコミを中心に高い評価を頂くことで、徐々に多くの注文を頂けるようになり、
日本全国はもちろん、香港や台湾、アメリカを始め、世界に向けて出荷ができるような
ブランドに成長しました。
その過程の中で様々なお客様や業者様より、
最近の日本酒のトレンドは
「おつまみがなくても楽しめる日本酒」
だと教えて頂きました。
「醸す森」は、どんな時代でもどの世代の方にも喜んで頂ける
「日本酒の本質的な美味しさ」を表現したいという想いで
醸造しておりますが、味わいが偶然にもトレンドに近いものだったのかもしれません。
一方で、苗場酒造がある新潟県津南町は
日本酒の消費量が多く、日本酒が日常の食生活に
溶け込んでいる町です。
いつもの夕ご飯と一緒に当たり前のものとして
日本酒が並び、その晩酌が明日を生きる活力になる。
そんな文化が根付いています。
特別な日に乾杯酒のように楽しむ日本酒の良さと同時に、普段の食事と共に楽しむ文化も大切にしたい。
そう考えた苗場酒造が次に挑戦するのは、
「日本酒の本質的な美味しさ」はそのままに、
より食事に合うスッキリとした後味で、
ずっと飲んでいたくなるような日本酒です。
理想の味わいを実現する醸造方法として、
「二段仕込み」で造ることに決めました。
濃い旨味のでる「一段仕込み」と
スッキリとした味わいになる「三段仕込み」。
「二段仕込み」であればその2つの良いところを
とったお酒ができると考えました。
繊細な作業が要求される「醸す森」の
「一段仕込み」で磨いてきた技術を
存分に発揮していきます。
乾杯酒としても食中酒としても楽しめるような
日本酒を考え抜き、
苗場酒造が出した一つの答え。
自信を持ってお届けする二段仕込の新ブランド
「深然 ―MIZEN―」。
どうぞご賞味ください。